随筆– category –
-
心が雨漏り続きの1ヶ月を耐え抜いて
随筆
1ヶ月前の3月15日は開業記念日だった。特に何があるというわけではないが、毎年少しだけ気持ちがシャキッとする一日だ。 今年は開業してから5年目ということで、新たなことに今まで以上に積極的に挑戦していきたいと考えていた。そんな決意を抱いている5年目の開業記念日、バリバリと仕事をこなして無事に普段通り一日を終えた。 しかし、ここからが大変だった。3月15日からの1ヶ月間は、今までの悪事への罰をひたすら受けているかのような毎日を過ごすことになったのだ。 先方の都合に合わせて約束の場所に行った... -
「お任せください!」と言える人の強さ
随筆
今日は美容室に行った。仕事の関係で人と会うことが増えそうだったから最低限の清潔感を手に入れておきたかったのだ。 いつも行く美容室ではなく初めてのお店を選んだ背景には、漠然と変わりたい気持ちがあったのかもしれない。最近あんまり自分を取り巻く空気感が良くなくて、流れを変えたかったのだ。見た目を変えれば大なり小なり気持ちも変わる。 美容師さんと顔合わせしてお互い挨拶を済ませ、ヒアリングタイムに。私はこの時間が苦手だ。根本的に自分の見た目に自信もなければ期待もないため、話すことが何... -
何者かになるための第一歩としてのエレキベース
随筆
この投稿をInstagramで見る Naho(@naho_mpl)がシェアした投稿 Instagramにも書いたが、エレキベースを始めた。 正確には、高校生の頃に買ったものの数日で放置していたエレキベースを改めてやってみることにした、となる。 「なんで始めたの?」と人に聞かれたときには、だいたい「メロディとリズムの両方を楽しめそうなので!」「ギターはいつも挫折してしまうので試しにベースをやってみようかなと……」などと答えている。 しかし、最も根本にある理由は、何者かになりたいという想いが募った夜に偶然バズマザー... -
自分の代わりがいないステージを探して
随筆
代わりなんていくらでもいる。 パワハラ上司が言いそうな、よくあるフレーズ。他人の尊厳を否定したり、自分に努力をやめる言い訳を与えたり。他人にも自分にも向けることができる使い道が多いセリフだ。 生きていると、代わりどころか自分よりも良い仕事をする人がたくさんいることにも気づいてゆく。見て見ぬフリができないくらい、現実は巨大だ。オンラインもオフラインも、凄い人がたくさんいる。自分のやることのだいたいが代替可能なのである。 たとえばWebライターは、よく文字単価の話をする。3円、5円、1... -
ハロー世界!
随筆
また自分の居場所が増えた。ドメインを取得するだけで、簡単に心の別荘を手に入れられる。このブログは日々の雑多な感情をラフに書き残す場として愛用してゆこう。 仕事で記事を書き、フレーズが思いつく度にラップのリリックを書き、頻繁にLINEやTwitterで誰かと言葉を交わす。その上で日記ブログを始めることにした。 もう10回以上は挫折したエレキギターと同様に、ブログも続いたためしがない。おそらく、何者でもない自分が晒されてゆくことに耐えられなかったのだろう。人間としての薄さは、言葉を並べればす...
1
